相続関係図でよくミスする!見落としやすい相続人。行政書士が必要な理由第4話

1. 相続関係図とは?
相続関係図とは、戸籍をもとに被相続人と相続人の関係を図で整理したものです。
銀行・法務局・証券会社などで相続の際に
✔ 相続人が誰か
✔ その関係性が正しいかを確認するために使われます。
ポイント:
戸籍の束だけ出しても、相続関係は伝わりません。
戸籍を解析するのが相続関係図です。
2. なぜ相続関係図は自分で作ると危ないのか?
理由は、戸籍は「読む書類」ではなく「判断する資料」だからです。
- どこまで遡るべきか
- どなたを相続人として扱うのか
- 関係ないと思っていた人が法律上は相続人だった
ここを思い込みだけで処理すると大事故が起きます。
3. 【要注意】相続関係図で9割が見落とす相続人
① 前婚の子(多い見落とし)
- 被相続人が過去に結婚・離婚していた
- その婚姻中に生まれた子がいる
👉 前婚の子も現在の配偶者と同じ「子」
👉 今の家族が把握していないケースが多い
② 認知された子
- 婚姻していなくても、認知されていれば相続人になります
- 戸籍の身分事項欄にさらっと出てくる
👉 見逃すと重大な相続人漏れ
③ 養子・特別養子
- 普通養子:実子と同じ相続権
- 特別養子:実親との相続関係が切れる
👉 養子の種類を取り違えると、相続関係図が根本から崩れます
④ 代襲相続(孫・甥姪)
- 本来の相続人(子・兄弟)が先に亡くなっている
- その子(孫・甥姪)が相続人になる
👉 兄弟相続ルートは難易度が高い
4. よくある「間違った相続関係図」例
- 「今の配偶者と子だけ」を描いている
- 亡くなった子を無視している
- 代襲相続を書いていない
- 養子を実子と区別していない
実務では、⬇️のようになります。
❌ 銀行で差戻し
❌ 法務局で補正
❌ 最悪、相続やり直し・トラブル発生
5. 「相続関係図」と「法定相続情報一覧図」の違い
ここが次回につながる重要ポイントです。
| 項目 | 相続関係図 | 法定相続情報一覧図 |
|---|---|---|
| 作成者 | 任意(自作可) | 法務局が認証 |
| 効力 | 金融機関等への説明用 | 公的証明として使用可能になります |
| 使い道 | 理解と整理 | 金融機関等・登記で使い回しできる |
相続関係図は、下書きのようなもので
法定相続情報一覧図は、完成版となります
この相続関係図が間違っていると、次回第5話の法定相続情報証明制度が使えません。
6. 行政書士が相続関係図に向いている理由
行政書士の強みは、戸籍の取得だけではなく
- 戸籍の読み落とし防止
- 相続人の法的判断
- 図として誰が見ても分かる形に落としこむ
✅ 見落とし防止
✅ 手戻り防止
✅ トラブル予防
この3点で相続人の負担を大きく減らせます。
よくある質問(Q&A)
Q1. 相続関係図は必ず作らないといけませんか?
A. 法律上の義務ではありませんが、銀行・法務局などの実務では、作成を求められることがあります。
Q2. 手書きでも問題ありませんか?
A. 形式は自由ですが、内容に誤りがあると受理されません。
正確性が最優先です。
Q3. 相続人が多い場合はどうすれば?
A. 兄弟相続や代襲相続が絡んでくる場合は、戸籍の相続人の追跡範囲が広いので専門家関与が安全です。
1問○✖️クイズ
Q. 被相続人に前婚の子がいた場合、現在の配偶者が把握していなくても相続人になる。
まとめ(第5話への橋渡し)
相続関係図は
✔ 戸籍を集めただけでは完成しない
✔ 相続人の判断を誤ると、手続きが止まってしまう
だからこそ、正確な相続関係図 → 法定相続情報一覧図(第5話)という流れがいちばん安全で効率的です。
相続関係図の作成・相続人の確定を行政書士がサポートします。
戸籍の読み落としや相続人の見落としは、あとで大きな手戻りになります。
当事務所では、戸籍収集→相続関係図→法定相続情報一覧図まで一括対応しています。
長野県(飯田市ほか南信地域)対応。
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