【令和8年度】産業廃棄物処理業の講習会が始まりました|申込開始日・受講料・オンラインと対面の違いをわかりやすく解説

産業廃棄物処理業や特別管理産業廃棄物処理業の許可申請では、講習会の受講が必要になります。
また、排出事業者側でも特別管理産業廃棄物管理責任者の資格取得が必要になることがあります。
令和8年度も公益財団法人日本産業廃棄物処理振興センター(JWセンター)により、各講習会の開催案内が公表されました。
今回の案内では、申込開始日、オンライン形式と対面形式の違い、受講料の改定など気になるポイントがまとめられています。
この記事では、令和8年度の講習会についてわかりやすくまとめます。
結論|令和8年度の大事なポイント
令和8年度の講習会で、まず押さえておきたい点は次のとおりです。
- 産業廃棄物又は特別管理産業廃棄物処理業の許可申請に関する講習会(新規・更新)の申込受付開始は2026年3月24日(火)9:00
- 特別管理産業廃棄物管理責任者に関する講習会の申込受付開始は2026年3月25日(水)9:00
- 2026年度から受講料が改定
- 講習会はオンライン形式と対面形式の2種類
- オンライン形式でも、修了試験は会場で受ける流れ
- 会場は事業場所在地の都道府県でなくても大丈夫です
産業廃棄物処理業の講習会とは?
この講習会は、産業廃棄物処理業や特別管理産業廃棄物処理業の新規許可や更新許可の申請に関係する重要な講習会です。
また、排出事業者向けには特別管理産業廃棄物管理責任者に関する講習会も用意されています。
実務では、
- これから産業廃棄物収集運搬業許可を取りたい
- すでに持っている許可の更新をしたい
- 特別管理産業廃棄物を扱うために、管理責任者資格を取りたい
このような場合に講習会の受講が必要になります。
申込開始日はいつ?
令和8年度の開催通知では、次のように案内されています。
許可申請に関する講習会(新規・更新)
2026年3月24日(火)9:00 受付開始
特別管理産業廃棄物管理責任者に関する講習会
2026年3月25日(水)9:00 受付開始
また、講習会の日程公表は令和8年3月10日(火)9:00受付開始
講習会は「オンライン形式」と「対面形式」があります
講習会にはオンライン形式と対面形式があります。
ここは勘違いしやすいところですので、違いを整理しておきます。
オンライン形式
オンライン形式は、インターネット上で講義動画を視聴して学ぶ方式です。
ただし、修了試験まで完全オンラインではありません。
試験は会場で受けます。
流れはおおむね次のとおりです。
- Webで申し込む
- テキストを受け取る
- マイページで講義動画を視聴して受講する
- 会場で修了試験を受ける
- 後日、修了証を受け取る
さらに
- 講義動画は試験日まで何度でも受講可能
- 一度にまとめて受講しなくてもよい
- 試験日までに全科目を受講していないと試験を受けられない
- テキストは、受講料入金確認後、約2週間程度で登録住所へ送付
対面形式
対面形式は、申込時に選択した日に会場で講義を受講して、その後に修了試験を受ける方式です。
対面形式では、テキストは講習会会場で配付されます。
オンライン形式と対面形式、どちらを選ぶべき?
これは悩むポイントです。
オンライン形式が向いている人
- 自分のペースで学びたい人
- 仕事の都合で、まとまった講習時間を取りにくい人
- 繰り返し視聴して理解を深めたい人
対面形式が向いている人
- その日に集中して受講したい人
- 動画視聴よりも会場受講のほうが頭に入りやすい人
- パソコンやスマホの操作に不安がある人
なお、開催通知では、インターネット環境がないためWeb申込ができない受講者については、JWセンターが申込入力を代行する対応があります。
ただし、この入力代行の手数料は4,400円(税込)で受講できるのは対面形式講習会のみとされています。
令和8年度は受講料が改定されました
令和8年度は、受講料の変更がされました。
主な受講料は次のとおりです。
新規講習会の受講料(税込)
| 講習会 | オンライン形式 | 対面形式 |
|---|---|---|
| 産業廃棄物の収集・運搬課程 | 27,500円 | 33,000円 |
| 産業廃棄物の処分課程 | 42,900円 | 53,900円 |
| 産業廃棄物の収集・運搬課程と処分課程の同時受講 | 62,700円 | 74,800円 |
| 特別管理産業廃棄物の収集・運搬課程 | 40,700円 | 51,700円 |
| 特別管理産業廃棄物の処分課程 | 61,600円 | 75,900円 |
| 特別管理産業廃棄物の収集・運搬課程と処分課程の同時受講 | 91,300円 | 108,900円 |
更新講習会の受講料(税込)
| 講習会 | オンライン形式 | 対面形式 |
|---|---|---|
| 収集・運搬課程 | 17,600円 | 22,000円 |
| 処分課程 | 22,000円 | 27,500円 |
| 収集・運搬課程と処分課程の同時受講 | 35,200円 | 41,800円 |
特別管理産業廃棄物管理責任者講習会の受講料(税込)
| 講習会 | オンライン形式 | 対面形式 |
|---|---|---|
| 特別管理産業廃棄物管理責任者に関する講習会 | 14,300円 | 15,400円 |
試験に落ちたらどうなる?
ここも受講者が気になる点です。
- 試験日の約3週間後に試験結果が送付
- 不合格の場合は、翌年度(2028年3月)までに2回に限り再修了試験を受けることができる
- 再修了試験は、試験結果通知後にマイページから申込み
一度不合格でも直ちにすべてが無駄になるわけではありません。
ただし、スケジュールには余裕を持って動いたほうが安全です。
事業場がある都道府県の会場で受けないといけないの?
これもよくある疑問です。
事業場がある都道府県の会場で申し込む必要はありません。
どの都道府県の会場でも申し込め、どの会場の講習会の修了証でも、すべての都道府県・政令市の許可申請に使用できます。
これは、受講会場を選ぶうえでかなり大きなポイントです。
日程や移動距離を見ながら、受けやすい会場を選びやすくなります。
気をつけたいポイント
次の点は特に注意したいです。
1. オンラインでも試験は会場受験
「オンラインだから全部自宅で完結」と誤解しないよう注意が必要です。
講義はオンライン、試験は会場という流れです。
2. 許可申請の準備は講習会だけでは終わらない
講習会の修了は大切ですが、実際の許可申請では
- 定款
- 登記事項証明書
- 財務書類
- 納税証明書
- 事業計画
- 車両・運搬容器・施設関係資料
など別途多くの確認が必要になります。
そのため、講習会の申込みと並行して、申請準備も早めに進めていくのがおすすめです。
こんな方は早めの準備がおすすめです
- これから産業廃棄物収集運搬業許可を取りたい方
- 許可の更新時期が近い方
- 排出事業者として特別管理産業廃棄物管理責任者を置く必要がある方
- オンライン受講にするか対面受講にするか迷っている方
- 講習会の受講後に実際の許可申請までまとめて進めたい方
産業廃棄物処理業の許可申請は、講習会の受講だけで終わるものではありません。
「どの講習会を受ければいいのか分からない」
「更新までに何を準備すればいいのか不安」
そのような方は、早めに確認しておくと手続きがスムーズです。
産業廃棄物処理業の許可申請・更新申請のご相談は、きりゅう行政書士事務所までお気軽にお問い合わせください。
まとめ
令和8年度の講習会では、申込開始日、受講料の改定、オンライン形式と対面形式の違いなど、押さえるべき点がはっきり示されています。
特に重要なのは、次の3点です。
- 申込開始日は、許可申請関係が3月24日、管理責任者講習会が3月25日
- オンライン形式でも修了試験は会場受験
- 令和8年度から受講料が改定
講習会の受講は、許可申請や資格取得の入口にすぎません。
その先の申請書類作成や必要資料の整理まで見据えて、早めに準備を進めていきましょう。
Q&A
Q1. オンライン講習は一気に受けないといけませんか?
いいえ。
分割して受講可能と案内されています。
試験日まで何度でも受講できます。
Q2. オンライン講習はいつまでに受け終えればいいですか?
試験日までに全科目を受講する必要があります。
受講が終わっていないと、試験を受けられません。
Q3. 対面形式ではテキストは事前送付されますか?
いいえ。
対面形式では、テキストは講習会会場で配付されます。
Q4. 事業場所在地の都道府県で申し込まないといけませんか?
その必要はありません。
どの都道府県の会場でも申込み可能で、修了証は全国の都道府県・政令市の許可申請に使用できます。
Q5. Web申込みができない人はどうなりますか?
開催通知では、JWセンターによる申込入力代行が案内されています。
ただし、手数料4,400円(税込)がかかり、対象は対面形式のみです。
1問クイズ(○×)
【○×クイズ】オンライン形式の講習会は、講義も修了試験もすべて自宅で完結する。
答えを見る
答えは×です。
オンライン形式は、講義動画をインターネットで視聴して受講しますが、修了試験は会場で受ける流れです。

