産業廃棄物収集運搬業許可とは?必要な人・不要な人を行政書士がわかりやすく解説【積替え保管なし】【第1話】

はじめに|「わたしたちは許可が必要なのか?」で止まっていませんか
建設業・解体業・設備工事業などの方からよく聞かれる声がこれです。
- 自社でゴミを運んでいるが許可は必要なの?
- 元請に「産廃の許可はある?」と聞かれて返答に困った
- 積替え保管というのは何?うちは関係あるの?
- 運送業の許可があれば運搬しても大丈夫?
結論から言いますと、産業廃棄物を他人から引き受けて運ぶ場合は原則として許可が必要です。
この記事では、そもそも産業廃棄物収集運搬業許可とは何か。
誰に許可が必要で、誰に許可が不要なのかを行政書士の視点で整理します。
【第1章】産業廃棄物収集運搬業許可とは?
産業廃棄物収集運搬業許可とは、産業廃棄物(以下、産廃)を収集し、運搬するために必要な許可です。
根拠法令は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)です。
この許可は
- 産廃を「収集」する
- 産廃を「運搬」するという行為を業として行う場合に必要になります。
【第2章】そもそも「産業廃棄物」とは何?
まず大前提として、廃棄物は2種類に分かれます。
● 一般廃棄物
- 家庭ごみ
- 事務所の少量ごみ→ 市町村が処理責任を持つ
● 産業廃棄物
- 建設現場から出るがれき・木くず
- 汚泥・廃プラスチック
- 金属くず・ガラスくず など
👉 事業活動によって排出される、法律で定められた廃棄物
ポイントは、事業活動によって排出されたかどうかです。
【第3章】産業廃棄物収集運搬業が必要になるケース
どんな場合に許可が必要になるのでしょうか。
● 許可が必要な代表例
- 元請・下請として他社の産廃を運ぶ
- 解体工事で出た廃材を処分場へ運ぶ
- 建設現場から出た産廃を別の場所へ運ぶ
- 産廃を「有償・無償」を問わず引き受けて運ぶ
👉 ポイントは他人の産業廃棄物を運ぶこと
無報酬でも、業として反復継続していれば許可が必要です。
【第4章】許可が「不要」なケースもある
一方で、すべての場合に許可が必要なわけではありません。
● 許可が不要な主なケース
① 自分の会社で出た産廃を自分で運ぶ場合
いわゆる 「自社処理」。
- 自社の工事
- 自社の工場から出た産廃を自社の車両で運ぶ場合は原則として許可不要です。
※ただし、契約形態や実態によっては注意が必要です。
② 一般廃棄物のみを扱う場合
家庭ごみなどの一般廃棄物は、産廃収集運搬業許可の対象外です(※別途「一般廃棄物収集運搬業許可」が必要になる場合があります)。
【第5章】「積替え保管あり」と「なし」の違い
この記事では、積替え保管を除く許可に絞って解説しています。
● 積替え保管とは?
- 一時的に産廃を自社の敷地等に置くこと
- 集めてからまとめて運ぶ行為
積替え保管を行う場合は、より厳しい許可・施設要件が必要になります。
● 積替え保管「なし」の特徴
- 産廃を直接処分場などへ運ぶ
- 自社敷地に保管しない
- 許可要件が積替え保管ありの場合より難易度が下がる
👉 建設業・解体業の多くは、積替え保管なしで十分なケースが多いです。
【第6章】無許可でやるとどうなる?
ここはかなり重要です。
産業廃棄物収集運搬業を無許可で行った場合
- 5年以下の拘禁刑
- または 1,000万円以下の罰金
- または その両方
という 重い罰則 が定められています。
元請からの信用失墜や取引停止につながるケースも少なくありません。
【第7章】よくある質問(Q&A)
Q1. 建設業許可があれば、産廃の許可はいらない?
A. いりません…ではなく「別物」です。
建設業許可と産業廃棄物収集運搬業許可は、まったく別の法律・別の許可です。
Q2. 運送業(緑ナンバー)の許可があれば大丈夫?
A. ダメです。
運送業の許可があっても、産業廃棄物を運ぶには 産廃の許可が別途必要です。
Q3. 無償で運んでいるだけでも許可は必要?
A. 必要になるケースがあります。
報酬の有無ではなく、業として他人の産廃を運ぶかで判断されます。
【第8章】○✖️クイズ(理解度チェック)
Q. 自社の工事で出た産業廃棄物を自社のトラックで処分場へ運ぶ場合は、必ず産業廃棄物収集運搬業許可が必要である。
【まとめ】まずは「自分に許可が必要か」を見極めよう
第1話のポイントは、次の3つです。
- 産業廃棄物を 他人から引き受けて運ぶなら許可が必要
- 自社処理なら許可不要なケースもある
- 積替え保管なしは比較的取りやすい許可
「わたしたちは必要かも?」と感じた時点で、早めに確認・準備することが一番のリスク回避になります。
▼ 次回予告(第2話)
第2話|産業廃棄物収集運搬業許可を取れる人・取れない人
― 欠格要件と落ちやすいポイントを解説 ―
- 過去に○○したけど大丈夫?
- 法人の役員全員チェックが必要?
- 許可が取れない典型パターン
をわかりやすく解説します。
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「わたしたちは産業廃棄物収集運搬業許可が必要なのか?」
この判断を間違えると、無許可営業として重い罰則の対象になることがあります。
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- 元請から許可の有無を求められている
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