【保存版】外国人が高校卒業後に選べる在留資格とは?進学・就職ルートを行政書士が徹底解説

はじめに|「高校卒業後、どうすれば日本に残れるの?」
外国籍の子どもが日本の高校を卒業後に「このまま日本に住めるのか?」「働ける在留資格はあるのか?」と不安になる方は少なくありません。
日本の入管制度では、高校卒業後の進路に応じて複数の在留資格ルートが用意されています。
この記事では
- 高校卒業後に選べる在留資格
- 進学・就職それぞれのルート
- よくある勘違いと注意点
を行政書士の視点でわかりやすく解説します。
結論|高校卒業後の進路は「在留資格」で決まる
高校卒業後の進路は、大きく分けて次の3つです。
| 進路 | 主な在留資格 |
|---|---|
| 進学したい | 家族滞在・留学 |
| 日本で働きたい | 定住者・特定活動 |
| 将来永住を目指したい | 定住者 → 永住 |
ポイントは、今の在留資格のままで何ができるのか、変更が必要かを正しく理解することです。
① 高校卒業後も「進学」する場合の在留資格
家族滞在のまま進学するのはOK
親が就労系在留資格(技術・人文知識・国際業務など)の場合、子どもは 「家族滞在」 のままで大学、短大、専門学校へ進学することが可能です。
👉 在留資格の変更は不要
👉 アルバイトは資格外活動許可があっても 週28時間まで
※ 就職する段階で在留資格の変更が必要になります。
② 高校卒業後すぐ「働きたい」場合の在留資格
ここが一番重要で誤解が多いポイントです。
家族滞在のままフルタイム就労はできない
- 家族滞在
→ 原則「就労不可」
→ 資格外活動許可でも 週28時間まで
フルタイムで働くには、在留資格の変更が必要です。
③ 高校卒業後に選べる就労系在留資格
① 定住者(要件が最も厳しいが自由度が高い)
定住者に変更できる主な要件
- 17歳までに来日している
- 日本の 小学校・中学校・高校をすべて卒業
- 日本での就職内定がある
👉 職種制限なし
👉 フルタイム就労OK
👉 将来「永住許可」につながりやすい
※ 非常に重要な在留資格で、実務判断が分かれやすい分野です。
② 特定活動(高校卒業者向けの救済的制度)
特定活動に変更できる主な要件
- 17歳までに来日
- 日本の高校を卒業(または卒業見込み)
- 日本での就職内定がある
- 親が日本に在留しており、身元保証できるのが条件
👉 職種制限は比較的ゆるい
👉 フルタイム就労可能
👉 在留期間は更新制
※ 将来的に「定住者」へ変更できる可能性があります
④ よくある勘違い・注意点
❌「高校を出たら自動的に働ける」
→ 誤り。
在留資格の変更が必要です。
❌「どんな仕事でも技人国の資格を取れる」
→ 誤り。
学歴・専攻内容と職務内容の関連性が必要です。
❌「とりあえずアルバイトで様子見してみる」
→ 在留資格違反になるリスクあり。
⑤ 高校卒業後の在留資格は「早めの相談」が重要です
高校卒業後の在留資格は
- 来日した時期
- 日本での学歴
- 日本語能力
- 就職先の内容
- 親の在留資格
などの個別事情によって判断が大きく変わります。
あと1つ条件を満たしていれば、申請が通ったかもというケースも少なくはありません。
まとめ|高校卒業後の在留資格は人生設計そのもの
- 高校卒業後の進路は、在留資格で決まる
- 就職には在留資格変更が必要
- 定住者・特定活動は重要な選択肢に
- 早めの情報整理と専門家への相談がカギ
よくある質問(Q&A)
Q. 家族滞在のまま正社員になれますか?
A. なれません。
在留資格変更が必要です。
Q. 日本語が苦手でも特定活動は取れますか?
A. ケースによりますが、高校途中入学者はN2相当(日常会話に加え、ビジネスやニュースなど幅広い場面で使われる日本語をある程度理解できる「中上級」レベル)が求められることがあります。
Q. 将来、永住は目指せますか?
A. 定住者や特定活動を経て、要件を満たせば可能です。
高校卒業後の在留資格は、一度間違えると取り返しがつかなくなります。
個別事情に応じた判断が必要なため、不安な方は行政書士への相談をおすすめします。
👉【お問い合わせフォームへ】


